別府で使えるクーポン:2022年eyan12月号(有効期限2022年11月25日〜2022年12月31日)
別府フリーマガジンeyan(イーヤン)10月号クーポン
有効期限2022年11月26日から2022年12月31日まで
入店時に、この画面を見せるとサービスを受けることができます。
※サービス内容によっては予約時の場合もございます。
フードクーポン
ここからはeyan12月号に掲載されている、編集長の記事をお楽しみください
驚愕の発見
別府市内に自然放牧の牧場があった 「宝牧舎」
今年度、『おいしい別府。見る聞く食べる。2022』というプログラムが行われている。このプログラムは、全国から毎回1名の一流有名シェフを招聘して、別府市内の名だたるシェフとコラボしながら各回のテーマに沿った料理を作るという内容で、毎回一流シェフたちの競演とその完成した料理に感動させられる素晴らしい企画なのだ。
その中で第2回目に登場した生産者の山地さんの話に驚いた。牛の自然放牧を行っているという山地さんだが、その場所というのが、別府市内だということ。十数年の別府取材を通して別府のことを大概は知っていると自負していた筆者は、全く知らなかった情報に、大変なショックを受けると同時に、山地さんへの取材を申し込んだ。
指定された日時に、牧場へと向かうのだが、その道のりは大変厳しく困難を極める。離合など到底できない獣道のような林道。このような道が別府に存在していることも知らない筆者は、己の無知を恥じながら牧場へと到着した。
ほぼ山の頂上に位置するその場所には、建物と切り開かれたスペースが広がっている。鳥のさえずりが聞こえる静かな環境には、時折、遠くから城島高原パークの音も聞こえてくる。
ここは、日常生活から切り離されたような空間で、時間の流れがゆっくり流れているような錯覚にさえ陥る。その空間の主役が牛たちである。草を食べている牛、寝ている牛、ボーっとしている牛。ストレスとは無縁の牛の姿にうらやましさすら感じた。
そこに生産者の山地さんが現れた。
元々、鹿児島の離島等で自然放牧を行っていたという山地さん。結婚した奥さんの地元である別府に移住してきて、別府東山の山奥に土地を見つけて別府でも3年前から放牧をはじめた。何もない耕作放棄地を草刈り機ひとつで草を刈り、後は、牛が草を食べ、地面を踏み固めることで牧場を作っていく。人力+牛力で切り開いた土地は40ヘクタール(東京ドーム約8個分)。
放牧の牛は筋肉質なので、赤身で霜降り部分はほとんどない。牛肉は霜降りこそが命だと思っていた筆者の考えを、先のプログラム『おいしい別府。見る聞く食べる。2022』で180度変えられることになったのだが、なぜ放牧の牛は美味しいのか。山地さんに聞いてみた。
「放牧で育った牛と牛舎で育った牛、わかりやすく例えると養殖の魚と天然の魚みたいなものです。牛の場合、放牧牛は身が引き締まっていて扱いが難しいですが料理人の腕で、その旨味を存分に引き出すことができます。もちろん好き嫌いはあると思いますが、一度味わっていただいて美味しいと思っていただけたら嬉しいです」
こう言って、こだわりの生産者山地さんは笑った。
あまり市場に出まわることのない自然放牧牛だが、チャンスがあれば一度味わってほしい。ちなみに別府では、Otto e Sette Oita(オット エ セッテ オオイタ)で山地さんの育てた放牧牛を味わうことができる。
宝牧舎
別府市大字東山裏野2470-1
村おこしボランティア 別府自然放牧コースも募集しています。詳しくはコチラ(【11〜12月に毎週実施中!】牛の幸せを考える牧場で、自然放牧や命を学ぼう! by 村おこしNPO法人ECOFF (activo.jp))
「おいしい別府。見る聞く食べる。2022」
別府の観光が料理から変わる。
全国で活躍するシェフと地元シェフが刺激し合う全5回のプログラム。
主催/別府商工会議所
プログラムの模様をyoutubeで楽しむことができます。詳しくはコチラ(「おいしい別府。見る聞く食べる。2022」いま顔を上げるシェフたちの本気。 – YouTube)
タマえもん
最新記事 by タマえもん (全て見る)
- ゆのくにクルーザー始動! - 2023年6月16日
- 別府で使えるクーポン:2022年eyan12月号(有効期限2022年11月25日〜2022年12月31日) - 2022年11月24日
- 別府で使えるクーポン:2022年eyan10月号(有効期限2022年9月26日〜2022年10月31日) - 2022年9月25日